すみません。ゴルフとあまり関係のない記事でございます。

活断層の調査ミスで、偉い先生が「見たいものが見えてしまった」と言っておりました。

ゴルフだと、「オンプレーンスイング」という単語をよく聞きますけど、おそらく人によって見えているプレーンが違っていてw、何にオンしているのかも分かっていない場合が多い気がします。

シャフトプレーンも、言いたい気持ちは分かりますけど、実際トッププロの動画などを見ると、アドレスとインパクト時で、シャフトの位置(ライ角)って、厳密には違いますよね。

そうは言っても、アマチュアの場合は、アウトサイドインでかつシャフトが寝てしまって、アドレスよりもライ角が大きくなってしまうので(手元が浮いてしまうので)、「シャフトプレーンを目標にするぐらい手元を下げましょう」というレッスンが行われているのかと思います。

あとは、テークバックで、シャフトプレーンよりもインサイドに引いてしまう方も多いので、それを防ぐためには良い基準になりますよね。

初心者の方は、まずは、ホーガンプレーン(ボールと肩を結んだ線)とシャフトプレーンの間をクラブが通るように、動画で確認しながら徐々にスイングを固めていってください!

 

ジェイソン・ダフナー選手

ジェイソン・ダフナー選手

 

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「見たいものが見えてしまう」のは、活断層の調査だけではなくて、袴田事件も日銀の金融緩和にも見られるし、STAP細胞のオボちゃん(小保方晴子氏)もそうなのかと思います。

STAP細胞というのは、細胞に(酸性の)刺激を与えると(Stimulus-Triggered)、多能性を獲得する(Acquisition of Pluripotency )細胞のことを言うそうです。トカゲが尻尾を切られると、切られた刺激で、尻尾とは全然関係ない部分の細胞が多能性を発揮して、尻尾が再生するとか、そういう話ですよね。

低級な生物とかだと、体をブツギリにされても、断片の1つずつが元の形に再生するのもいるらしいです。人間の細胞も、なにかしらの特異な刺激を与えれば、どんな細胞にも変化できる多能性を持った細胞(万能細胞)が見つかるのではないかとオボちゃんたちが考えて(元々バカンティー教授らが考えて)、「弱酸性の液体に浸してみたら、多能性を獲得した細胞が見つかった」と、見たいものが見えてしまったのだと思います。

元々、生物は、受精卵という1つの細胞から、あらゆる細胞に分裂していく訳ですけど、そういう色々な種類に分かれる細胞のことを幹細胞といいます。受精直後の胚と呼ばれるレベルの幹細胞には、多能性(万能性)があるので、そこから遺伝子を取り出せば、クローン羊とか(万能細胞)が作れることが分かっていました(ES細胞、embryonic 胚、stem 幹、 cells)。

多能性を持ったES細胞を医療に活用できれば、例えば、内蔵疾患になった人の内臓を取り替えることができます。もちろん他人の胚(ES細胞)から再生した臓器を移植しても拒絶反応が出てしまいます。1つの生命(受精卵)を、治療のためとはいえ失くして良いのかという倫理上の問題もあります。受精した直後の(自分の)ES細胞をコピーしておいて、(自分の)再生医療に使うことはできますけれど、それだとクローン人間の登場となってしまいますから、倫理上の問題となります。

ちなみに、ES細胞は、どんな細胞にも変化できますので、がん細胞になっていまうこともあり、狙った臓器(細胞)に変化させることが難しいのですが、それを上手にコントロールする研究分野の権威が、オボちゃんの上司の笹井氏(理研副センター長)でございます。

受精卵を使うES細胞の倫理的な問題を克服したのがiPS細胞です。山中教授は、大人の皮膚の細胞から、多能性を持った幹細胞(万能細胞)を作ることに成功しました。例えば、肝臓病になった人が、自分の皮膚の細胞を使って、自分の肝臓を再生できるのですから、倫理上の問題もなければ、拒否反応もおこらないという画期的な業績なわけです。

ただ、iPS細胞を作るのは技術的に困難なため、まだ実用化は先になりますし、iPSの技術で作られた幹細胞(万能細胞)も、狙った通りの細胞(肝臓等)に再生できるのかどうかといった課題もございます。

そこで登場したのがSTAP細胞です。STAP細胞の利点は、ES細胞のように受精卵(胚)を使う必要がないので倫理上の問題がなく、なおかつ、iPS細胞に比べて技術的に容易に作成できる(普通の細胞を、酸性の溶液に浸すだけで万能細胞に変化する)という点が革新的な発見だったわけです。

しかしながら、論文に問題が見つかってしまいました。1番の問題は、「多能性を有するSTAP細胞が、様々な細胞に変化していく過程」を証明したとされる画像が論文に掲載されておらず、その画像は(今回の実験とは関係ない)オボちゃんの博士論文のコピペだったのです。

オボちゃんから、(ニセと思われる)STAP細胞を受け取った山梨大学の若山教授が、キメラマウスの増殖に成功しました。若山教授は、マウスに遺伝子を組み込んだりする技術の世界的な権威で、「若山教授が実験に成功したのだから、STAP細胞の発見は間違いない」という空気ができあがりました。

マウスに組み込まれたSTAP細胞は、本人(本ねずみ)の細胞ではなくて、他のマウスから作られたSTAP細胞を用います。そのため、遺伝情報が複雑になって、皮膚の色がまだらりなったりする「キメラマウス」に成長します。キメラとは、ギリシャ神話に登場する「ライオンの頭と山羊の胴体、毒蛇の尻尾」を持つ想像上の動物です。

STAP細胞に蛍光タンパクの情報を入れておいて、増殖されたキメラマウスの色々な箇所の細胞に、蛍光タンパクが確認できれば、STAP細胞に多能性があるという証明になるわけです。しかし、若山教授が、オボちゃんから受け取った細胞をDNA鑑定したところ、他の実験で使ったマウスのES細胞(DNA)であったと、若山教授が証言しました。しかも、ネイチャーの論文の蛍光タンパクの画像が、若山教授の実験結果ではなくて、オボちゃんの博士論文のコピペなのですからお話になりません。

オボちゃんは、若山教授に、ケアレスミスで違う細胞を送ってしまったのか、また、うっかり違う画像を論文に載せてしまったのか・・?

またもう1つ、今回のSTAP細胞は、成人(成ねずみ)の細胞を元に作られたのかどうかという論点があって、子供の細胞は万能性を有している可能性があるので、大人の特異な細胞(T細胞)が万能細胞になったという証明が必要になります。しかし、その実験結果の画像も切り貼りをしておりました。

普通に考えると、見たいものを見たいがために、自分に都合のいいように実験結果を変えているような気がするのですが、どうなんでしょうか・・?

刺激を与えて細胞が変化するとか、演繹的な理論体系に基いて導き出される理論というよりも、総当り的に条件を変えながら数をこなして、運が良ければ偶然見つかるみたいな研究のようですから、もしかしたら、STAP細胞がたまたま見つかるかもしれません。絶対にできないというのは悪魔の証明にもなるし、今のところはなんとも言えないという解釈が妥当なのでしょうか?

お札を刷ったら景気が回復するとか言っいる日銀総裁とか、自然科学の最高峰の理化学研究所とか、超ウルトラ優秀な人が集まっているはずなのに、なんかちょっといまいちっすね(笑)。

 

NatureandD