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ゴルフスイングにおける体の使い方は、
・ダウンスイングで、腰の回転を伴いながら重心を左足方向に少しだけ移しながら(頭は動かさず)、
・腰と肩の捻転差をキープしながら腕を振り(どちらかというと腕は受動的に振られるイメージで)、
・フィニッシュで、重心が左足にくるように全身を使えるようにすることが、
・「体の動き」が目指すゴールとなります。

上半身から振りにいってしまうと、下半身が、反作用で逆回転してしまいます。足を上げながら椅子に座って、腕を強く左右に回すと、腕の回転と逆方向に足が動いてしまいます。

体で作った回転力を腕に伝えるためには、体と腕の接続(コネクション)をキープしておく必要があります。そうしないと、エネルギーがロスしてしまうからです。振り遅れ防止の意味もあります。

コネクションをキープする感覚を養うために、両腕の間にボールを挟むドリルがあります。
腰から腰まで(スイング中の腕の位置を時計盤に見立てて9時−3時)のハーフスイングは、体の回転力がエンジンとなり、腰を、肩よりも先に回す必要があります。そうではなく、腰の回転につられて、肩が、腰と一緒に(捻転差ゼロで)、左を向いてしまってはゴルフになりません(パワーのないボールが全部左に飛んでしまいます)。

初心者さんの起こしがちのエラーは、
・ダウンスイングで、上半身から打ちにいってしまい、
・せっかくテークバックで作った「腰と肩の捻転差」が、
・ダウンスイングの初期段階でなくなってしまうことです。

捻転差がないと、体にパワーを蓄えられませんので、全く飛距離が出なくなってしまいます。また、腰と肩が左を向いて、ボールが左に飛んでしまうし、まったく良いことがありません。

タオルをワキに挟んでハーフスイングをするドリルがありますが、そのドリルの目的は、腕と体のコネクションをキープすることにあります。

・まずは、テークバックにおいて、腰を回さずに、肩だけを右に回すと、シャフトが真後ろ(飛球線後方)を向きます。
(体と腕の形を、アドレスの状態から変えずに、肩だけを右に45度ぐらい回します。頭を動かさずに、左の肩甲骨を下に動かすイメージ)

・次にダウンスイングで、腰だけを左に45度ぐらい回すと、腰の回転にともなって(肩は動かさなくても)、肩がアドレスの角度(飛球線と平行)に戻ってきます。その形がインパクトとなります
(アマチュアの99%ぐらいの方が、上半身から打ちにいっており、この形ができておりません)

よくあるエラーとして、体の動きを止めたまま、腕だけを、振り子のように左右に動かす方がいらっしゃいますが、そうではありません。ハーフスイングぐらいの振り幅ですと、腕と体の関係(形)は常に同じです(同じ形を維持しているので、ワキに挟んだタオルが落ちません)。

テークバックで、腰と肩に45度の捻転差を作った形のまま、腰を左に回すと(下半身リードでダウンスイングを始めると)、腰が左に45度回った分、肩が左に回ります(土台の腰が回転すれば、上に乗っている肩も、捻転差をキープしたまま同じだけ回転します)。

ダウンスイングは、腕や肩で振りに行くのではなくて、腰を回すことで、上半身(肩)の位置が、自動的にアドレスの角度に戻ってくることが大切です。
そして、腰の回転力が上半身に伝わって、遠心力で、肩や腕(クラブ)が、受動的に振られるイメージを持つと、安定したスイングを実現できます。

「腰が左に45度、肩が0度(アドレス時の角度)でインパクトするドリル(ハーフスイング)」を行なっていただき、腰と肩と腕の形を習得してください(インパクト後の肩や腕は、勢い(遠心力)で、腰の角度を徐々に追い越していきます)。

ゴルフスイング(ダウンスイング)は、肩と腰の捻転差をキープしながら全身を使い(バケツの中の水を全力で飛ばすイメージで)、なおかつ、頭(軸)を動かさずにスイングするのがポイントでございます。