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無重力状態を仮定した場合の、理想的なインサイドインのスイングプレーン

インサイドインと簡単にいいますけれど、そのプレーン(平面)は、物理的に何度の角度が理想的なのか、明確に答えてくれる人はまれです。

屁理屈をいえば、地面すれすれの「超フラット」なインサイドインもあれば、地面と垂直ぐらいの「超アップライト」なプレーンも、左右対称に振れば、理屈の上ではインサイドインでございます。

結論から言うと、アイアンのスイングプレーンは、「クラブの重心が描く軌跡が、ライ角マイナス2度の平面(飛球線後方から見て直線)」を描くのが、正しいインサイドインになります。

7番アイアンのライ角は通常62度ぐらいなので、飛球線後方から見た時に、クラブの重心(≒ヘッド)が、アドレス→テークバック→ダウン→インパクト→フォローにかけて、直線的に60度の平面(飛球線後方から見て直線)上を動くのが、正しいスイングプレーンとなります。

仮に、無重力状態の宇宙船の中で、足を固定して、7番アイアンを水平に高速で回すとします。
その場合、クラブ(ヘッド)には重心距離がありますので、その分トゥダウンがおきて(約2度)、グリップエンドからクラブの重心を通る直線上の軌道を、クラブは水平に無限に回り続けます(空気抵抗は無視します)。

そのままプレーンを前に倒して、ソールが地面に接地した時のスイングプレーンは、60度になります(ライ角62度マイナス2度)。
クラブが円運動を行うとして、トゥダウンを考慮したライ角でインパクトをむかえるならば、60度の平面(飛球線後方から見て直線)上をクラブが動くことが、もっとも理想的なスイングプレーンになるわけです。

もちろん上記の話は、無重力状態における仮定の話となりますので、地球上のクラブの動きとは異なります。ただし、理屈としては、無重力空間も地上も同じです。

重力が働く地上では、どのようなクラブの動きが理想的なのか、次回以降に続きます〜。

(出典:田中 振一朗 『そうだったのか、ゴルフスイング グラビティプレーン理論 クラブの動き編』 P.39、122、123)