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無重力状態を仮定した場合の理想的なスイングプレーン(アドレス)。実際には右の画像のように手元が浮き上がってしまい、クラブ全体を直線的に振ることはできません。

無重力状態でのスイングの話をしてきましたが、もちろん地球上で、7番アイアンを、シャフトも含めて60度の平面上で振っている人はおりません。

なぜかというと、60度の角度をキープしようと思っても、地球の引力にクラブが引っ張られて、その角度をキープするのが難しく、また、無理やりキープできないこともありませんが、そもそも力が入りにくいフォームだからです。

では、地球の引力に対抗しながら、クラブの重心が理想の軌道(7番アイアンなら約60度)を描くためにはどうすればよいか?
そのためには、クラブ(正確に言うとクラブの重心)を立てる必要があります。

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実際のアドレスは、60度よりもハンドダウンして、ローテーションするためのスペースが必要となります。

ダウンスイングでは、グリップエンドに対してヘッドを相対的に上昇させて、引力と同等の力を上向きに発生させれば、両者の力が相殺されることで、無重力状態を作りだすことができます(鉛直上下方向において)。

ダウンスイングでシャフトを立てるためには、左腕を外転させる必要があります。そして、その準備段階として、テークバックで、左腕を内転しておく必要があります。

例えば7番アイアンだと、クラブの重心が、約60度の平面(直線)を動くのが理想的なプレーンとなりますが、ローテーションを行うことによって、グリップエンドは、プレーン(60度の直線)を上下に交差して動きます。

テークバックで左腕を内転させ、ダウンスイングは、そのバネを解放するイメージで左腕を外転させれば、グリップエンドに対してヘッドが上昇いたします。

上下方向の無重力状態を作り出しつつ(引力とヘッド上昇の力を相殺させて)、約60度(実際に振るクラブのライ角マイナス2度)の角度で、クラブの重心(≒ヘッド)を直線的に動かすことで、オンプレーンスイングが可能となるわけです。

(出典:田中 振一朗 『そうだったのか、ゴルフスイング グラビティプレーン理論 クラブの動き編』 P.39、122、123)

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飛球線後方からみて、クラブの重心は直線的に動きますが、グリップは、ローテーションにより、プレーンの上下を移動します。

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