ベンホーガンが50年も前に、「ダウンスイングは腰の回転から始める」と言っているのだから、素直に従ったら良いと思うのですが・・

ベンホーガンが50年も前に、「ダウンスイングは腰の回転から始める」と言っているのだから、まずは素直に従ったら良いと思うのですが・・

使える筋肉は全部使えばいい

ゴルフ界で、意見が割れている理論について整理しようと思います。

まずは、スイングは手打ちがよいのか?、あるいは、ボディターンが良いのか?という話です。
(ボディターンというのは、ボディスイングとかヒップターンとかよばれ、「体の回転力でスイングしましょう」という理論です)

結論としては、ボディターンの回転力を力の源泉にしながら、同時に腕や手も使うのが、体全体の筋肉を活用できて良い方法なのではないかと思います。
無理に両派に分断しないで、使えるものは全部使えばいいじゃんというノンポリ政策でございますw
野球選手のバッティングで、手打ちの人って見たことがないし、体の力をマックスに使おうと思ったら、体と手の両方を使うのが効果的だと思います。

ボディターンへの批判

ボディターンに対する批判としてありがちなのは、以下の様な点でしょうか?

・クラブは手で持っているんだから、手で打つべき
→確かに、ボディだけではなくて、手の力も使ったら良いと思います。

・体の筋肉は、スピードが出ない
→手の力も合わせて使えばいいし、ハンマー投げの室伏選手って、体全体を使って投げてますよね。

・フラダンスみたいに腰をへこへこしていて、とにかくなんかおかしいw
→ボディスイングのみで、腕を全く使わない打ち方って、確かにおかしいですよね。
(プロゴルファーでフラダンス打ちをしている人は見たことがないので、アマチュアが、ボディターンを間違って実践しているのだと思います)

・ボディターンはスライスする、あるいは、野球打ちはスライスする
→スライスする原因は、ボディスイングとは別にあると思います。テークバックで、腕と体が離れているのが原因で、手と体が離れた状態でダウンを下半身リードで始めると、振り遅れて(腰の回転に腕が追いつかなくて)、腕がアウトから下りてきてスライスするのだと思います。

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手打ちへの批判

・手や腕は器用なので細かい動きができるが、逆にプレッシャーがかかると動きがおかしくなる
(スイングの再現性が落ちる)
→手の力だけで打つのではなくて、ボディの回転力を基盤にして、腕はクラブの操作を中心にすれば良いような気がします。

・手打ちだと、なんとなくボールが左に行きそうな気がする
→右手の力で、ひっぱたくように打つと、フェースがかぶって左に行きそうですよね。ボディスイングを元にして、左腕でシャフトを引くようにスイングすれば、左に曲がる恐怖が多少おさまるかもしれません。

・21世紀のイマドキのクラブは、アームローテーションをおさえるべき
→慣性モーメントが大きいクラブは、一度フェースを開くと戻りにくいです。手だけでマックスに打とうと思うと、ローテーションが大きくなりそうな気がします。ボディスイングを回転力の元にして、手への意識を少しおさえると、ハンドアクションが減少するかもしれません。

 

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まとめ(エンジンは体、ハンドルは腕)

ボディターンと手打ちの両方を活用すればよいという結論(仮説)となります。
具体的には、下半身リードで作った体の回転力を、上半身を経由して、腕からクラブに段階的に伝えていくのが、効率のよいスイングを実現方法ではないかと考えております。

ムチの先端のスピードが速いのと同じで、テコの原理で、力を段階的に伝えていくのが理想的です。
(ヒモの先端にオモリをつけて、ぐるぐる回している時にヒモを指で止めると、先端のオモリのスピードが速くなる理屈です。それを多段階に行なっているのがムチの動きとなります)

逆に、上半身(腕や手)からスイングを開始してしまうと、下半身(ボディ)の回転力が使えなくなってしまいます。
例えば、宇宙ロケットのエンジンが複数構成になっている時に、
・1番下の第1段ロケットから順番に点火していけば最もスピードが出ますが、
・上からエンジンを点火してしまったら、上のエンジンの出力しか使えなくなってしまいます。

そして、最初に上半身に力を入れてスイングすると、作用反作用の法則で、下半身に逆向きの力が働いてしまいます(下半身の力が使えなくなります)。文字通り、明治の大砲を、自分の体の中で(上半身と下半身とで)発射していることになります。
(椅子に腰かけて足を上げて素振りをすると、下半身が逆に動くのが分かるかと思います)

腕を全く使わずに、腰をへこへこフラダンスをするだけではだめで、もちろん、手打ちオンリーもよろしくありません。
究極的には、ドラコンとかで、ここ1発の飛距離勝負をするのでしたら、体と腕の全ての力を使って打てば良いと思います。

ただ、普通にラウンドする場合は、飛距離(エンジン)と方向性(ハンドル)のバランスを考慮する必要があります。
その場合、飛距離はボディスイング、方向性は腕(手)を中心に活用すれば、安定的なスイングになると思うのですが、いかがでしょうかー??
(体の力を使わないのはもったいないし、手打ちだと安定しないので、両者のいいとこどりをしているつもりなのですが・・)

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フラダンス(間違ったボディターン)の例です