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ダスティン・ジョンソン選手

 

シャットフェースの定義はおかしいのではないか?

ゴルフで、ローテーションを話題にすると、必ずと言っていいほど、シャットフェースの話をする人がいらっしゃいます。

「シャット」というのは、言葉の定義からして、おそらくシャッター通りのシャットとことで、「フェースが閉じている」という意味だと思います。フェースを閉じたければ、ローテーションをしなければ良いと思うのですが、なぜかシャット推しの方は、「テークバックで、左手首を、手の平側に曲げろ」とか言いだします(猫パンチみたいな手の形です)。宮里藍ちゃんのフォームが理想的で、トップオブスイングでフェースが空を向くのが良い形なのだそうです。

いやですから、こちらといたしましてはww、

・ローテーション(ドアノブを開閉するような腕の回転運動(外転・回外、内転・回内))の話をしている訳でして、

・手首を、手の平側に曲げるのか、あるいは、甲側に曲げるのかは、論点にしておりません。

たいへん恐縮でございますが、別でやっていていだけると大変助かります(笑)。

手首を、手の平側に曲げようが、甲側に曲げようがローテーションできるし、藍ちゃんも、ダスティン・ジョンソンも、当たり前ですけど、くっきりはっきりローテーションをしております。

 

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ローテーションするのかしないのか、はっきりしてほしい

シャットを強調するあまり、「とにかくフェースを閉じたままにしたい」という思いが強いのか、テークバックにおいて、「本来のローテーションとは逆向きに腕を回転しろ」とおっしゃる方がいて、ちょっと驚いております。テークバックで、左腕を外転しろという主張は、初めて拝見いたしました。

『シャフトクロス&オープンフェースを矯正するコツとは!?(2013年11月20日)』
http://www.analyze2005.com/mkblogneo/?p=7545

 

しかし、常々「テークバックはローテーションを抑えたシャットが良い」とおっしゃっている割には、同じ人が、インパクトでは必ず「右手が左手の上にくるように(ローテーションするように)」と、レッスン器具を販売されております。
テークバックの時点で左腕を外転してしまうと、ダウンスイングからインパクトにかけて、左腕の外転が使えなくなってしまうと思うんですけど、どう理解すれば良いのでしょうか・・??

『ひざ立ち打ちはゴルフ上達の究極練習法!!!!(2013年11月17日)』
http://www.analyze2005.com/mkblogneo/?p=7516

 

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ゴルフとフリスビーの振り方は違うと思います

もしテークバックで、「左腕を回外・外転する」とアマチュアが間違って理解してしまうと、ダウン以降で、左腕の外転が使えなくなりますので、まともにスイングができなくなってしまいます。アマチュアに対して実害が生じる可能性がありますので、ローテーションに係る正しい知識が少しでも普及するよう、微力ながら、ローテーションに関する記事を長々と書いております。
(マークさんに、個人的な恨みがあるわけでも、誹謗中傷・個人攻撃をしたい訳もありません。マークさんからボールをもらったこともあるし、とても良い人だと思います (^^) )

ただ、もしかするとマークさんは、「左手で、フリスビーを投げるような腕の動きをしているのではないか?」という気がしております(左腕で「なんでやねん」をする動きと同じ腕の動きです)。

また、実際は、テークバックで、左前腕(肘から先)を回外していたとしても、左上腕(肩から肘まで)は、正しく「外転ではなくて内転」しているのではないのかなーと推測しております。

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ローテーションの前にインサイドインを習得する

初心者さんにとって、フェースをコントロールすることは、とても難しい技術です(タイガーにとっても難しいことです)。ゴルフのコーチとしても、生徒さんが少しでも上達するように(少しでもゴルフが楽しくなるように)、「とりあえずフェースを開閉しないで打ってみましょう」と提案をしたくなる気持ちも分かります。

また、軌道がアウトサイドインの生徒さんに対して、コーチが(無理に)ローテーションを教えたりすると、ボールが左に曲がりまくるはずです。なぜなら、それまでは、アウトサイドインで左に発射しそうになるのを、ローテーションをおさえて、無理やり真ん中に飛ばそうとしていたはずだからです。
そこにローテーションを入れようものなら、左に飛びまくってゴルフにならなくなってしまいます。

ローテーションは、情況証拠的にも物理的にも、ゴルフスイングにとって必須の技術だと思います。
プロはローテーションをしているし、逆にローテーションしないと、クラブをトップに持っていけないからです(レイドオフにもなりません)。

ただし、まずは「インサイドインのヘッド軌道をマスターすることが先決」ということが、ローテーションに関する結論となります。

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結局、シャットのメリットは分からず・・

それにしても、ローテーションをしないプロはいないのに(プロは全員ローテーションしているのに)、シャット教が絶滅しそうにないのは何故なのでしょうかか・・?
超初心者がゴルフを楽しむための方法論として有効だからですかねー?

シャットを推奨する方は、「テークバックでフェースが開いてしまうと、重心距離が長いイマドキのクラブは、ダウンスイングでフェースをスクエアに戻しにくい」という主張をされます。確かに、言っていることは理論的に正しいと思います。ただ、慣性モーメントが大きくなることで、そんなにフェースの戻り方って変わるものなのでしょうか・・?
シャフト軸回りではなくて、重心軸回りにフェースターンをすれば、それほどでもないと思うんですけど。。
(厳密にいえば、慣性モーメントは角加速度に対する比例定数なので、一定のスピードでフェースローテーションを行うとするならば(角加速度がゼロで、角速度が一定ならば)、慣性モーメントの影響は受けないのですが)

しかも、シャットにするために、「テークバックで左腕を外転しろ」というのですから、それって結局、逆回転にローテーションしていることになりますよねー。順回転だろうが逆回転だろうが、ローテーションしたら、ダウンからインパクトにかけてフェースをスクエアに戻すのって難しいことには変わりなくないですか??

 

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慣性モーメントが大きくても小さくてもスクエアフェースは難しい

スクエアフェースでインパクトするのは、ゴルフで最も難しいポイントかと思います。
(「最も難しいポイントの1つです」とかいう書き方ってなんなんですかね?「 最も」が複数あるっておかしくね?って思いますw)

①ローテーションしようが、②ローテーションしながら手首を手の平側に曲げようが(猫パンチにしようが)、③逆ローテーションしながら手首を(もおええがなw)、インパクトのフェースの誤差は、角度が5度とかの世界の話です。スクエアフェースにするのが難しいことに関しては、究極的にはどれも大差ないってことはないですかねー?

フェース角が、30度とか狂っている人にとっては、どのように振ろうが難しいと思います(根本的にスイングが固まっていないから)。
あるいは、1度、2度の世界に突入すれば、「慣性モーメントによる振りやすさ」とかの次元ではなくて、運動神経や練習量に依存するんじゃないのかなーと。

仮に猫パンチにメリットがあるならば、例えば、ローテーションすると平均して8度の狂いが生じる人が、しないで打つと5度に抑えられるとかのデータがあれば、説得力があるのですが・・(残念ながら、見たことがありません)。

いずれにせよ、ローテーションをしないと、テークバックで、クラブをトップに持っていけない制約があります。それがノックアウトファクターになりますので、「シャットを採用したくても採用しようがない」という、(誠に申し訳ありませんがつまらない)結論になってしまいます。

ベンホーガンに対抗して、他人と違うことを言いたくなる気持ちも分かりますけれど、インパクトでスクエアフェースにする方法に裏技はありません。イマドキの慣性モーメントが大きいクラブを使うにあたっては、「インパクト時にフェースがぶれにくいメリット」として活用する方向で考えられたらいかがでしょうか?

スクエアフェースをマスターするために、週に3日ぐらい練習する勢いでお互い頑張りましょう!

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