スライスの原因と対策/逆パッシブトルク

スライスの主な原因は、カット軌道とフェースオープンです。

ダウンスイングのクラブの軌跡について、グリップエンドよりもヘッドがアウトからおりてくるとフェースが開きやすいです。

どのスポーツもそうだと思いますが、プレーヤーの意志で発生している力と、外部から受ける力との合成により、クラブ等の道具が動きます。いわゆるベクトルの合成です。

主な力を分類すると、
① 地球の引力、
② 円運動による遠心力(向心力)、
③ グリップを持って、クラブを動かす力、
④ ③で発生した力が、慣性の法則によりクラブに残る力

④は、クラブに対して受動的(パッシブ)に働く力であり、目に見えないのでややこしいです。

例えば、クルマが急カーブでスピンすると、外側に放り出される力が発生します。勢いが強いと慣性の法則により、クルマが外側にごろごろと転がっていきます。

 

 

ゴルフクラブも同様に、クラブを引っ張る方向を通り越して、慣性の法則により、クラブヘッド(クラブの重心)が放り出される力が発生します。

プロの動画を見ていただくと、例外なく、ダウンスイングで、グリップエンドの軌道よりもヘッドがインサイドからおりてきます。

 

 

グリップを引っ張る方向にヘッドが引き寄せられ、さらに慣性の法則により、ヘッドがアウト(爪先方向)に放り出されます。そしてフェースが左に回転するトルクが発生します(パッシブ ポジティブ ガンマトルク)。クルマがスピンして横転する理屈と同じです。

しかし、スライサーのアマチュアは、ダウンスイングで、グリップエンドの軌道よりもヘッドがアウトからおりてくることが多く、プロとは逆方向にパッシブトルクが働き、フェースが開き、スライスしてしまいがちです。