シャフトを立てるとは?④
「シャフトを立てる」ことについて、どのタイミングで、どのように「シャフトを立てる」のか?、話が錯綜しております。
簡単なところから整理してみます。
■テークバックでシャフトを立てる
テークバックとフォローに関して、シャフトを立てる話をしている方がいらっしゃいます。
テークバックは超簡単で、コックをしましょうという話でおしまいです。
確かにコックを左手で押すようにして入れると、ヘッドがぐわっと上昇します。
「シャフトを立てる」という言い方は、レッスンなどでイメージしやすかもしれませんね。
■フォローでシャフトを立てる
フォローで「シャフトを立てる」という話は、森田理香子プロのフォロースイングのようなイメージかと思います。
あえて言えば、「クラブを跳ね上げるようにリコックしてしましょう」ということなんでしょうけど、特段意識しなくても良いのではないでしょうか?
インサイドインでローテーションしながら、左の壁を作ってスイングすれば、自然と正しいフォローになるかと思います。
インパクト後に左肘が曲がってしまう人に対して、「左肘を伸ばしてリコックするのが正しいスイング」とレッスンしたいのかと思います。
ただ残念ながら、左肘は、伸ばそうと思って伸びるものではなくて、根本原因から直さないと修正できません。
アウトサイドインで、左腕の行き場がなくなって、左肘が曲がるのですから、まずはそこから(アウトサイドイン)の改善が必要となります。
■まとめ
シャフトを立てる話の対象が、かなり絞れてきました。
テークバック、フォロー、コック、リコック、クラブの跳ね上げ等についての検討は終了でございます。あまりにも話が簡単すぎるからです。
縦振りのことを、シャフトを立てる話とごっちゃにしているのも、検討からはずして良いでしょうか?(笑)
超インサイドアウトのような方のスイングでありがちですが、「シャフトを寝かしてはダメで、シャフトを起こして(縦に)振りましょう」と言いたいんでしょうけれども・・
きちんとローテーションしましょうということで、終了ですよね。
明日は、ダウンスイングのローテーションについて話をさせていただきます。