M-Tracer テークバックのグリップエンドとヘッド軌道
いまどきのヘッドが大きいクラブは、テークバックでフェースを開きすぎると、ダウンスイングで閉じるのが難しくなります(慣性モーメントが大きいからです)。
一応の基準として、トップにおけるフェース角の開き具合は50度ぐらいが上限となります。
もちろん個人差があり、100度開いても、インパクトでスクエアに戻せる人は問題ありません。
フェース角の開閉は、主に3つの動きで行なわれます。
1、肘から先の腕を回転
2、肩から腕全体を回転
3、手首を甲側に曲げるか、手のひら側に曲げるか
トッププロのスイングをエムトレーサーで見ると、テークバックにおいて、グリップエンドよりもヘッドが外側(爪先側)を上昇しているのが分かります(トップのフェース角の開きが小さいプロ)。
ヘッドがグリップエンドよりもアウト側をあがっていくと、左肩から腕全体が右に回転する動きをおさえることができます(肘から先が主に回転します)。その結果、トップのフェース角の開きが小さくなります。
アマチュアの多くは、テークバックで、グリップエンドよりもヘッドが内側(カカト側)にはいってしまいがちです。
そうなると、肩から腕全体が右に回転してしまうため、フェースの開きが大きくなってしまいます。
ベンホーガンの本で、何十年も前から、テークバックよりもダウンスイングのプレーンが低くなると書いてあります。
フェースローテーションの観点からも、ヘッドが爪先側からあがってカカト側から降りてくるのは大切なポイントですので確認してみてください〜 (^^)