前に、『ゴルフ業界で、見解が一致している10種類のスイング理論 + 2』という記事を書きました。

ビハインドザボール、インサイドイン、スクエアフェース等、ゴルフ業界の誰に聞いても、意見の相違がみられない(意見が一致している)基本原則をまとめたものです。

ここ1ヶ月ぐらいにわたって長々と書いてきた記事は、関係者間で「意見が相違している理論」です。

なぜ意見が分かれるのか?という点に関しては、簡単なところでは用語の定義がバラバラであるとか(シャフトを立てる等)、あるいは、身体の動きについて、人によって感じ方が違うのではないかと?という仮説のもと、『4スタンス理論』を軸に考察してきました。

(4スタンス理論を超簡単にいうと、身体の動きを真っ直ぐにしたい人と(パラレルタイプ)、斜めにしたい人(クロスタイプ)に分かれるという考え方です)

以下にまとめてみましたので、もしよろしければご参考になさってください。

 

手打ちか、ボディターンか?

ネット上でよく論戦になる話ですけど、野球のバッターは、全員ボディターンで打っているのですから、普通に考えたら、身体の回転を使ってスイングすれば良いと思います。身体の回転力に加えて、手のローテーションも合わせて使えば良いという話でございます。

 

なんちゃってスイングプレーンが増殖している背景

インパクト時のクラブの重心を、直線的に動かすのが、最も安定したスイングになります。グラビティプレーンが、スイングプレーンの決定版でございます。

 

テークバックは、どこから始動すればよいのか?

グラビティプレーンにクラブを動かそうとした場合、肩から始動すれば、最もプレーンに安定的に乗せやすいです。

 

ゴルフで「肩を水平に回す」とは、誰がどういう目的で言い始めたのだろうか?

「水平に回せ」というのは、おそらくですけど、ダウンスイングで右肩が落ちている人向けのアドバイスとして、「もっと右肩を上げて振れ。水平に振るようなイメージだ」ということが言いたいのだと思います。しかし、当然のことながら、肩は水平には回しません。

 

スイングは、イメージだけではなく実際に直線である

ダウンスイングのヘッド軌道のイメージですけれど、特に意識していないと、重力に引っ張られて、背中からお尻の方にかけて丸くなった軌跡で振っているような気がしますが、実際は、直線的な軌道を描いております。

 

ゴルフは、手を上げて下ろすだけなのか?(いや違う)

手は、能動的に上げるのではなくて、ローテーションの結果として、受動的に上がるだけです。右肘が曲がって、クラブが肩ぐらいの高さまで受動的に上がります。スイング中は前傾しておりますので、直立時は肩ぐらいの高さでも、前傾している分、頭の高さぐらいまで上がっているように見えるだけです。

 

フェースローテーションの変遷?

「21世紀のイマドキの最新ドライバー」は、シャットフェースでスイングするべきとおっしゃる方がいますけれど、トッププロで、ローテーションをしていない選手はおりません(全員、ローテーションしております)。シャットフェースとか、正直、何か勘違いされているのではないかと思います。

 

「左手打法」とかいうスイング理論は聞いたことがない

器用な右手を積極的に使いましょうという話は分かりますけど、単純に考えて、両手を使ったら良いと思います。オーバーラッピンググリップ(右小指を、左手の上に乗せるグリップ)は、100年の歴史があります。インターロッキングを含めて、ツアープロのほぼ100%が、右小指をグリップからはずしているのは、右手の使いすぎを防いでいるからと考えるのが自然だと思います。右手打法などありえないと思います。逆に「左手」打法など、当たり前すぎて話題にもならないという話です。

 

体重移動をする/しない(4スタンス理論による考察?)

4スタンス理論で、身体をゆさぶりたいタイプ(クロスタイプ)は、積極的に体重移動をして、パラレルタイプは体重移動をおさえているのではないか?という仮説でございます。

 

「左の壁」というのは、「左につっこむな」ということですよね??

左の壁について、身体を左(飛球線方向)に動かすな(野球でいうところの泳ぐな)という意見と、左サイドをコンクリートの壁ように固めろという意見に分かれております。野球と同じで、「左に動かすな」という意味だと理解しているのですが・・・

 

グリップ(フィンガー、パーム?)

グリップの握り方について、4スタンス理論による分類ができるのではないか?という仮説です(フィンガー/パーム、指に垂直/指に斜め)。握力を測る時には、無意識に、1番力がでる方法で握っているらしく、それと同じグリプにするのが合理的ではないか?という話です。

 

振り遅れ

振り遅れの原因は、テークバックで、手と体が離れているからという話と、ダウンスイングで、無理やりコックを維持して、手だけで、なんちゃってハンドファーストを作ろうとしているからではないか?という話です。

 

ドライバーとアイアンでスイングを変えるべきか?(変える必要はない

レッスンプロさんも、人と違う意見を言って目立ちたい気持ちも分かりますけど、普通に考えて、クラブごとにスイングを変えていたらきりがないと思います。

 

シャフト(クラブ)を立てるとは?

ダウンスイングでローテーションするとシャフトが立ちます。プレーンがアウトサイドインの方は、インサイドインで振れるようになった後で、ローテーションを習得しましょう(先にローテーションすると、ボールが左に行きまくるからです)。シャフトを立てることで、クラブの重心を管理することも重要です。

 

傾斜地のスイング

4スタンス理論で、パラレルタイプは斜面に垂直、クロスタイプは鉛直に立つのが良いのではないか?という仮説です。

 

右足の蹴り

ドラコン選手も、最近は、あまり「右足の蹴り」を強調しなくなってきました。

 

アプローチのクラブ選択

芝生の上で練習する機会が少ない月1ゴルファーは、1本のウェッジを使ってアプローチをしたらどうでしょうか?というご提案です(ランが少ないので、練習場で距離感をイメージしやすからです)。

 

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「見解が相違する理論」は、意外と多くてw、17種類にもなってしまいました。
タイトルレベルでこの数ですから、細かい話をすればもっと増えるはずです。

これだけの種類について、コーチによっては、極端な話、正反対のことを言っていたりします。習ってる方としては、混乱して、なかなか上達できないのも分かる気がいたします。

やはり、上達しようと思ったら、それぞれの理論について、自分の頭で納得した上で、1つずつマスターしていくしかないと思います。

意見が一致している理論が12種類、一致していない理論が17種類もあると、1つを1週間で片付けるとしても、けっこう時間がかかりますね。

ある程度ボールを打てるようになるのに3ヶ月、各理論をマスターするのに7ヶ月(12+17=29週間)、パターとコースに慣れるのが2ヶ月として、初心者さんが100切りを目標にするには、ざっくり1年ぐらいかかると思ったら良いのかもしれないですね〜。