水平素振り
肩と腰の回転
お家でできるドリルのご紹介です。
電灯や天井からヒモやタオルなどをつるして、打つ目標を決めて、定規やハンガー等でインパクトします。
振るのは傘でも良いですし、ジュニア用のクラブを1本、素振り用にお持ちになるのも良いかもしれません。普通のゴルフクラブだと、よほどお家が広い方でないと、誰しも一度は家具を破壊してしまいます 笑
素振りで家具を破壊してようやく、ゴルファーとしての第一歩でございますw
・真っ直ぐ飛ばす3原則を意識しながら(スイングセンター、スイングプレーン、スクエアフェース)、
・肩と腰の捻転差、
・腕と肩で作る三角形はおヘソの前なども合わせて確認してください。
腕の動きを加える
体の動きに腕の動きを加えます。
腕は、3次元に動きます。
・コック・アンコック、
・アームローテーション、
・掌屈(猫パンチ)・背屈。
まずは、肩と腕を一体にして、右45度 回ります。
次に、腰を右に45度回しながら、腕を上昇させます。
左腕が肩の高さ、右肘を曲げます。
腕を上昇させる前に、上昇させる元の場所を覚えておいてください(肩を右45度回したところです)。後でそこに戻ってきます。
元の場所に後で戻ってくるなんて、当たり前だと思いますが、実際にボールを打つとなると、無意識に0.1秒でも早くボールにインパクトしたいと思ってしまうのか、元の場所をスルーしてしまいがちです。
ゴルフスイングは大きな円を描いておりますので、元の場所からズレてしまうと、スイングプレーンからハズレてしまいます。
頭で考えると簡単そうに思いますが、実際ボールを目の前にすると、人間(動物)の本能なのかw、力が入りまくって、スイングプレーンなんてどこかに忘れてしまうものです(最初は)。
「元の場所を覚えておいて、後でまた戻ってくる」。ご認識のほど、よろしくお願いいたします m(_ _)m
北半球と南半球にスイングを分けて考える
ゴルフスイングは、クラブで大きな円を描きますが、その際に、スイングセンター(頭、首の付け根)を動かさずに、スイングプレーンをきれいに作ると、精度の高いショットを打つことができます。ただ、大きな円を描く際に、手だけで小さな円を作っただけでは、全身の筋肉が使えませんので、あまり効率がよくありません。
スイングは、体と腕の動きに分かれますが、おのおのメインとなる場所が異なります。
インパクトの直前直後、シャフトが水平から水平になるぐらいの位置では、腕はあまり使わずに、体の回転を主に使います。
インパクト前後で手を使いすぎると、フェースの向きが安定しなくなります。
しかし、体を回すだけだとスピードがでませんので、スイングの上半分(北半球)では、腕を使います。肘を曲げたり、コック・アンコック、アームローテーションなどを行います。
膝立ちスイング
ゴルフは、はたから見ると簡単そうにみえますが、実際に打つと予想以上に難しいです。大人になってゴルフを始めた方は、「ゴルフなんて、止まっているボールを打つだけなので簡単」と無意識に思ってしまうのか、逆に、ボールがまっすぐ飛ばないと恥ずかしいと思ってしまいがちです。
打ちっぱなし練習場などでは、周りに人もいますし、ボールをまっすぐ飛ばそうと意識しすぎてしまい、腕や手をガチガチにかためて、フェースをまっすぐにして、かつ、ボールを下から上にすくいあげるように打ってしまいます。
ゴルフスイングは、大きな円を描きますので、インパクトの前後にかけて、円軌道にそって、右を向いているフェースが左を向きます。
アームローテーションを行うことで、ボールを包むようにインパクトして、まっすぐ飛ばす必要があります。インパクトの瞬間は一瞬です(2千分の1秒)。どれだけ正確にスクエアにインパクトできるかが勝負で、それが難しいからこそ、上達を目指して、週末の打ちっぱなし練習場が混雑するのであります。
野球のバッティングやボールを投げるときや、テニスの動きも、腕をローテーションしており、ゴルフスイングも同じです。
ゴルフはそんなに簡単ではありません。簡単だったら、週末の練習場はもっとすいているはずです 笑 ゴルフは生涯スポーツですので、焦らずにこつこつ上達を目指して頑張っていきましょう!
ビジネスゾーン
ゴルフスイングは、上(北半球)と下(南半球)で役割分担があります。
・上は、腕をねじったりして、力とスピードをためて、
・下のインパクトの直前直後は、体を回すことで、正確にボールを打ち抜きます。
いくらスピードがはやくても、ボールがまっすぐ飛ばないとゴルフになりません。
例えば、プロゴルファーで飯を食っていくには、正確性が命です。インパクト直前直後、スイングでいうと、シャフトが水平から水平になるあたりが最重要ポイントです。
プロだけではなくて、もちろん趣味でゴルフをされる方にとっても、腰から腰あたりの、インパクトの直前直後のスイングが最重要となります。
ゴルフ業界では、この部分をビジネスゾーンと呼びますが、まずは、ビジネスゾーンの練習を重ねて、スイングの精度を上げていってください!
アマチュアの多くは、グリップ軌道よりも、ヘッド軌道が上を通る。そのためスライスする
水平素振りの応用編として、ダウンスイング時のグリップとヘッドの軌道について、ご説明させていただきます。
結論からいうと、飛球線後方から見て、
・ダウンスイング時のグリップ軌道とヘッド軌道は、
・グリップが上、ヘッドが下を通るのが正しい軌道となります。
残念ながら、大多数のアマチュアの方は、逆(グリップが下、ヘッドが上)になってしまいます。
どうしても、打ち気にはやってしまって、切り返し直後から、ヘッドがボール方向に向かってしまい、ヘッドがグリップ軌道よりも上(高い位置)を通ってしまいます。
本来あるべきダウンスイングの軌道は、
・グリップが上から下に動き
・反対に、ヘッドが下から上に動きます。
また、
・グリップが爪先方向からカカト方向に動き
・逆に、ヘッドがカカト方向から爪先方向に動きます。
アマチュアの皆さんの多くは、
・ヘッドがいったん爪先側に出て、
・グリップにヘッドが引きよせられて、
・ヘッドが体の方に動き、
・かつ、フェースが開く方向にクラブが動いてしまいます。
動画もございますので、ぜひご参考になさってください。