ドライバーの平均飛距離が20ヤード伸びると2.3打スコアアップする(アベレージ100レベルの場合)

「ドライバー・イズ・ショー、パット・イズ・マネー」という有名なゴルフの格言がありますが、ドライバーの飛距離が伸びると、どれぐらいスコアが良くなるのか(Strokes Gained するのか)、「ゴルフデータ革命」に答えが載っております。

ゴルフ データ革命/マーク・ブローディ 著

アベレージ100の人の平均飛距離が20ヤード伸びると(ドライバーショット)、1ラウンドあたり平均2.3打スコアが良くなるそうです。

プロの場合だと、例えば460ヤードのパー4において、ティーショットを300ヤード飛ばしたら、残り160ヤードからの平均打数は2.98打になります(10年以上のPGAツアー全試合のショットにおける160ヤードからホールアウトするまでの全体平均打数が2.98打だからです)。

460ヤードのホールで、ティーショットが20ヤード伸びて320ヤード飛んだ場合、残り140ヤードからの平均打数は2.91打です。ティーショットの飛距離が20ヤード伸びると、1ホールあたりのスコアが0.07打よくなる計算となります(2.98-2.91=0.07)。

ティーショットがラフに止まる場合等の確率も含めて、1ラウンド(14回の)ティーショットの飛距離が20ヤード伸びると、1ラウンド合計で0.75打スコアがよくなるそうです〜

アマチュアの場合も、数十万回のショットの分析により、プロと同様の方法で、ティーショット(ドライバー)の飛距離がスコアにあたえる貢献度を測定すると、アベレージ100の人の平均飛距離が20ヤード伸びると、1ラウンドあたり平均2.3打スコアが良くなるそうです。

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ティーショットの左右曲がり角も、スコアに影響します。

アベレージ100のドライバーショットの曲がり角が1度良くなると(真っ直ぐ飛ぶと)、1ラウンドあたり平均1打よくなるとのことです。

ちなみに、飛距離200ヤードのショットが4度ずれると、飛球線から14ヤードずれる計算になります。300ヤードは、4度で21ヤードずれます。

アベレージ90のドライバーショットの平均飛距離は225ヤードぐらいで(厳密には75パーセンタイル距離。5球打って上から2番目の飛距離)、平均曲がり角が6.5度です。100切りを目指すかたは、この当たりの数字を目標にしてみてください。

曲がり角とか、弾道計測器がないと測定できませんが、機械があっても普通は飛距離と曲がり幅(距離)しか表示されません(打ち出し時の左右の角度は表示されますが)。当スクールでは、飛距離と曲がり幅からアークタンジェント(三角関数)などを使ってw、曲がり角を計算しております~